李地区

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【東の大陸:李地区】

 
▼北都(ほくと)
死者の怨念の権化「怨ノ樹(おんのじゅ)」の根の浸食を避けるため、上層に造成され建国した国。旧北都と新北都により構成されている。 李地区文化発祥地と言われており、全大陸の中でも最古の文明となっている。元々は閉鎖的で異文化交流は無く、開国されたのはASC創設期に李氏がこの地にやって来てからだと言われている。現在も独自の文化を貫き、多くの観光客で賑わっている。
*旧北都→花ノ区(かのく)、鳥ノ区(ちょうのく)
*新北都→風ノ区(ふうのく)、月ノ区(げつのく)、天ノ区(てんのく)
旧北都が最初に造成され、新北都は新たに造成された地区を指す。
▼統制制度
族長
北都全土を統一する長で初代より妖狐一族が代々継承している。建国以前より平和協定に尽力した功績により選出され、当時の各妖怪の族長総会にて満場一致で決定した。
区長(くちょう)&楽師(らくし)
二つの役職は同地位であり、族長を含めた総会「北都総会」に参加できる地位でもある。
*区長
北都の花ノ区・鳥ノ区・月ノ区それぞれの区の長。区独自の整備や行事など区の行政を取り仕切っている。北都建国時に族長総会にて妖狐一族以外に選出された族長一族が代々継承している。
*楽師
風ノ区区長も歴任し、北都の人工で大部分を占める妖怪と他種族の仲介役をになっている。北都三大祭り「花鳥風月祭」「楽師祭」「白桜祭」の年中行事を取り仕切っており、現在も子孫によって楽師が受け継がれ、北都繁栄に多大な影響を与えている。北都建国直後の住人は妖怪のみであったが、小さな集落や南都より人間が徐々に移住。新たな抗争に発展しかかったが一人の人間が、対話や祭りの主催を行うことで抗争を回避。住人の間で「娯楽の創造師(ごらくのそうぞうし)」→「楽師(らくし)」と呼ばれるようになったことがはじまり。
区長親族一同&楽師親族一同
区長役所職員、町奉行、ASC李支部職員、お抱え職人など特殊職業従事者
農民・商人など一般市民
▼北都三大祭り
北都全土で行われる代表的な祭り。
▽花鳥風月祭(かちょうふうげつさい)
霊山である恐山に祈祷すると共に、恐山を統治する最古の鬼「花鳥風月」を讃る祭り。年初めの三日間に行われ、その年の安寧の祈願と日頃の感謝の意を伝える。
月ノ区門前にて舞台が設置され、初日は族長自らが祝詞を唱え後に楽師による奉納舞いが行われ、残り二日間は各区代表舞人による奉納舞いのみが行われる。奉納舞いの後に住民たちは居住区の区長から配布されたお札に名を記し、舞台側に設置されたお焚き上げ場にて手を合わせた後、お焚き上げ場にくべる。その年の厄払いと恐山の加護を授かれるという伝承の元始まったそうだ。住人たちが祈願する日は居住区の代表舞人が奉納舞いを行う日に祈願するのが昔からの習わしとなっている。住民でない方も専用のお札もあり、祈願ができる。
*お札
記される祝詞は共通であるが、絵柄が区の象徴が描かれる。
花ノ区→水連、鳥ノ区→火の鳥、月ノ区→月、風ノ区→風と桜花弁
▽楽師祭(らくしさい)
初代楽師が行った最初の夏祭り。祭りは一週間に渡り行われ、その週は仕事は基本休みになり、その年に移住した新住人を区長主催の宴会でもてなす。元は妖怪と他種族の交流会を兼ねて花ノ区の祠前にて楽師主催の宴会を行ったのが始まり。
所属地区または他国商人は原則商売禁止なのだが、祭り期間中は誰でも出店ができる(出店申請書を区長に提出必須)ため、別名「商人の祭り」とも言われている。天ノ区以外の各区にて櫓が設置され、櫓を中心に出店や舞台が展開される。区長主催の宴会は区役所の一室で開かれる。祭り最終日は楽師が櫓巡りを行い、演奏や舞いを披露する。
▽白桜祭(しろざくらさい)
白桜守護神を讃える北都最大の秋祭り。散ることがない白桜が最も華やかになる秋に合わせて行われ、白桜の御本尊がある白桜学園中庭から順に各区を巡りながら、楽師が奉納舞いを行う。
白桜祭は北都建国以前の鎮魂祭が起源なのだが、いつからか守護神を讃える祭りになっていった。20年前の御本尊焼失事件以降、様々な諸事情により現在は行っていない。

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【花ノ区(かのく)&鳥ノ区(ちょうのく)】
北都入国門と天ノ区を繋ぐ中央回廊より西方を「花ノ区」、東方を「鳥ノ区」となっている。花ノ区は北都住人が住む居住区、鳥ノ区は商店街など商売の中心部となっている。後に鳥ノ区中央に「鳥ノ白桜(ちょうのしろざくら)」の管理を行うASC李支部局が増設された。北都の前身とも言える古き良き町並みが広がっている。
*石碑
長き渡る抗争や大戦の戦没者を供養するために設置された。当初は花ノ区の祠に建てられたが区画整備や造成により、怨ノ樹を望む北西の空き地に再設置された。
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【風ノ区(ふうのく)】
花ノ区住人が作り上げた寺社仏閣の集合地で、人間代表である「楽師(らくし)」の居住地。元々は花ノ区に祀られていた白桜(現在は「風ノ白桜(ふうのしろざくら)」)をより神聖な場所で祀るために、月ノ区造成と同時に造成された。門周辺を恐山より採水した湧水で池を作り、結界と浄化の役目を担っている。
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【月ノ区(げつのく)】
鳥ノ区住人が作り上げた花街。昔は一般人の出入り規制が厳しかったが、現在は町並みを活かした宿場ができるなど観光客に人気の地区。月ノ区特有の年中行事なども現在も行われており、観光客や地元住民が集まるなど北都内で一番活気がある地区でもある。
最奥の楼閣「月楼(つきろう)」はASC李支部局長である奏夜の隠れスポットで、ここで三味線を演奏している際に本部局長のカヴェアにスカウトされたらしい。

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【天ノ区(てんのく)】
恐山への道が通ずる唯一の場所であり、北都を治める長の一族と入山を管理する付喪神が住む居住区でもある。一般人の立ち入りは禁止だが、長・区長・楽師の6者会談が年に1度行われている。地区の下層ではならず者達の貧困街が広がっているとか。

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▼恐山(おそれざん)
八百万の神々が住むとされる「天ノ界(あまのかい)」との境があるとされている、北部街区で最も神聖な場所。天ノ界の起源は天界と同一の世界であったが、怨ノ樹を危惧した神々が恐山上空に天ノ界として別世界を構築、恐山は霊山として神聖な場所となった。また、妖怪発祥地とされ、最初に誕生した鬼一族の開祖「花鳥風月」が境を警護している。恐山の麓に極秘裏に作られた「秘境の里」が存在し、認められた十数人の住人により守られている。神々のお膝元ということもあり、固有種も生息している。
▼恐山の歴史
北都建国以前より神聖な場所であった故に主導権争いが絶えない激戦地でもあった。この状況を打破するべく、に天ノ界より神の死者を務めていた妖仙(ようせん)とお供が遣わされた。妖仙は当時恐山在住であった花鳥風月親子に目を付け、親子に屋敷を提供し、恐山の平定に協力を要請する。
数年後。大人になった花鳥風月と共に「秘境の里」を創建。戦争孤児など行き場を失った妖怪たちと共に里を拡大。翌年、花鳥風月の父親が病にて死去。遺体は花鳥風月の愛用品に生まれ変わり、本格的な恐山統一を開始。その翌年に統一を果たす。
秘境の里にて第一回妖怪総会開催。恐山一帯を非戦闘区域とし花鳥風月と秘境の里住人により恐山平定が可決、他妖怪は下山の後に都建設に尽力することで合意。翌年着工が開始される。都完成後、族長は妖狐一族で満場一致、区長も選出される。
現在に至るまで花鳥風月の統治は続いており、白桜守護神と共に崇拝の対象となっている。
 
▼怨ノ樹(おんのじゅ)
北都建国以前、霊山である恐山を巡って妖怪同士による抗争が北都建国まで繰り広げられていた。抗争終盤、突如として現れた漆黒の大樹は根を大地に張り巡らせ、全ての命を吸い上げ、不毛の地を作り上げ始めた。北都建国、北都と南都の大戦「北南大戦」にて後退と浸食を繰り返すも、世界三大樹「白桜(しろざくら)」の浄化力により衰退の一途を辿っていた。しかし、白桜の本体が焼け落ちてから再び浸食を始めている。

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【黄泉の国】

怨ノ樹の内部に広がる世界「黄泉の国」。

白桜の加護を盾にアダンを含む3人は初代楽師を探しに黄泉へと向かう。終着地は怨ノ樹の根元がそびえ立ち守護神が鎮座していた。根には北都建国以前の抗争にて亡くなった怨念の浄化が現在も続き、浄化が終了した怨念には彼岸花が咲き誇る。

守護神は怨念に当たられほとんど意識が無かったが白桜の加護に気付き、意識を少し取り戻す。

*怨ノ樹は元々寒桜なので白桜とは兄弟のような存在である。

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▼白桜大学(しろざくらだいがく)
バーラード大学に次いで二番目に創建された歴史ある大学。
北都と南都建国以前の混乱期、バーラード大学出身李栖尹(リ・スユン)は故郷に帰省した際に”大岩をも砕き伸びる桜”の噂を聞きつけ訪れると、大岩の割目から数輪の白桜を咲かす桜があった。後に周辺が聖域となり聖域内での争いは禁止となった。一方、李地区発展には教育が欠かせないと考えていた栖尹は、争いに巻き込まれず安心して学べて皆が集まりたいと思える場所で私塾を開校したいと考えた結果、あの白桜の側で開校したい!となった。周辺住民に幾度となく説得し、翌年に私塾「白桜塾(しろざくらじゅく)」を開校。後の白桜大学の前身となった。
白桜の神主より木造の空き倉庫から始まった私塾は、大学となった現在は歴史的な木造建築が立ち並ぶ巨大な学問所となり、中庭は御本尊白桜と白桜を奉る「白桜神社(しろざくらじんじゃ)」が建立されている。学園長は李栖尹の子孫が務め、神主は初代楽師を輩出した名門家が代々継承している。
【神聖の桜】
白桜を年中咲かせる姿に人々は神聖を見出し、以後守り続けた。現在も御神木として安置されているが20年前の火事により消失大部分を消失している。
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▼南都(なんと)
世界で唯一の民主主義国家であり多種属国家。北都は妖怪主体で作られた国であるが、南都は人間主体で建国された。エレクとの提携により李地区独自の町並みの中に近代的な建物や工場などが建設され、5つの地区により形成されている。
北南大戦後に突如として巨竜が出現し、ASC創成期メンバーを主体とした討伐隊により討伐成功するも壊滅的被害を受けた。山岳地帯の盆地に広がる国であったが、巨竜が暴れたことで一部平地化。エレク産の特殊塗料を巨竜の遺体に塗り、巨竜を利用した大国へと再建を果たした。

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ドラゴンヘッド空港区】
巨竜の頭上に「ドラゴンヘッド空港」が建設され、専用エスカレーターで下ると巨竜の口内に建設されている「ドラゴン展望台」と「ドラゴンヘッド空港駅」に行くことが出来る。
空港はホテルとショッピングモールの複合施設で、主要空港全ての飛行船が航行しているなど利便性が高く、南都の玄関口として多くの人々が賑わっている。展望台は南都を一望できるようになっており、巨竜と町の景色を楽しんだり写真撮影を行う人も多い。鉄道は蒸気機関車が主流で全ての地区を運行している。

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【南都政府区】
岩山頂上に建設された「南都政府館」を筆頭に行政関連施設が建ち並ぶ要所でもあり、豪邸が建ち並ぶ高級住宅街でもある。入場規制が最も厳しく、一般人は立ち入り禁止。南都の上層階級の人々が集まる場所であり、南都住人の憧れの場所でもある。

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【南都工業区】
南都の産業を支える李地区最大の工業地帯と南都住人の居住区でもある。住宅街の合間に中小規模の寺社仏閣も存在し、宮大工や住人の手により手厚く保護されている。中央広場には神隠し事件の象徴「神隠し時計台」が現在も残っており、労働者の憩いの場となっている。東方にそびえ立つ居城は世界最大のスラム街「ドラゴン楼」が形成され、現在も政府と衝突を繰り返している。

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→【神隠し時計台」】
現在廃止されている「文化財廃止条例」より祠などを保護するために築かれた建築物の一つ。近代建造物の建設現場作業員と宮大工の協力のもと、建造物に寺社仏閣などを建設途中の建物に隠して政府を躱していた。この事件より「神を隠す」→「神隠し」という言葉が誕生した。

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【南都文化区】
南都最大の文化財数と温泉街が広がり、ドラゴンヘッド空港区と並んで観光客に人気の区域。天然温泉の宝庫で巨竜の体の穴から巨大な温泉水の滝がある。文化区唯一の時計台には最上階に「幻の祠」が存在し、霊山「南龍山(なんりゅうざん)」への入山を管理する付喪神がいるらしい。

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【極楽道寺区(ごくらくどうじく)】
巨竜の尾は冥福を祈る場所として極楽道寺が建立された区域。極楽道寺にてお経を上げて貰い、お骨を粉にした粉骨を極楽道寺の外回廊にて空中散骨するのが一般的な埋葬方法となっている。こうすることで故人が極楽浄土へ旅立つと信じられている。

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▼南龍山(なんりゅうざん)

恐山と並ぶ霊山。