植物のバイブル「はつみみ植物園」

前作「そらみみ植物園」のシリーズが発売になると知り、即購入した本です。 

植物とはそもそも何だろう?という疑問を、カラフルなイラストと共に解説されている面白い本です。 

はつみみ植物園

はつみみ植物園

 

大学では環境学で植物の野外調査をしていたので、植物のことは知っている方だと思います。

そんな植物の仕組みとは別に、植物の歴史など植物を知らない人でも楽しめる本で、すぐに読んでしまいました(笑)

 

今回も印象的ページを抜粋して紹介します!

 

1.そういえば

じつは専門の学者であっても植物が紅葉するメカニズムや、なぜ紅葉する必要があったのかという理由を、実際のところ、くわしくは解明されていないという。植物は自分にとって得する行動しかしない賢い生物である。だから、紅葉することでどういうメリットを得ているのか、くわしくわかっていないのだ。

出典:なぜ植物は紅葉するの?p.28-29 

 
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出典: 出典:なぜ植物は紅葉するの?p.29 オオモミジ 

紅葉という仕組みが出来た理由が解明されていないのは意外でした。

植物は意味のある進化しかしないだけに、あのような能力を手に入れたのか気になります。

自分の身を守るための防衛本能か、はたまた別の意味があったのか。

 

2.知らなかった

じつは人や動物の場合、全ての器官は生きている細胞からできていて、常にその細胞は分裂している。しかし老化とともに細胞分裂できなくなり、 器官がひとつでも死んでしまうと人間も動物も生きていくのがむずかしい。

植物の体の仕組みで、人や動物のつくりともっとも決定的に違うところは、植物の場合、体の一部の細胞が死んでもぜんぜん生きていけるということなのだ。

出典:植物が長生きできるヒケツは?p.36-37 

 
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出典:植物が長生きできるヒケツは?p.37 ブリッスルコーンパイン&アルダブラゾウガメ

このイラストに描かれている植物は推定4000才だそうです。

あまりにも長すぎて笑いが(笑)動物は足下にも及びません。

栄えるために生きるというシンプルな使命が、不死身じゃないか?と思わせるほど長生き出来る秘訣かもです。

 

3.違いが大事 

じつはこれ、植物の性質から見て当たり前の話なのである。

野菜とは、植物でいう根っこや茎、葉っぱなど自分の体そのもの。だから”食べられたくない”ワケだ。

一方、果樹が実らす果物(果実)は、その中に種があるので、鳥や小動物に食べられることで種を遠くまで運んでもらうため、”食べられたい”のである。

出典:なぜ野菜はおいしくなくて、果物はおいしいのか p.60-61

 
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出典:なぜ野菜はおいしくなくて、果物はおいしいのか p.61

果実は食べて貰ってなんぼ。

野菜は食われたくないために必死。

本当に植物の発想はシンプルです。

 

実はサクラの花たちは、そもそも隣の花にぶつからないように枝から長い花首をだしてその先に花を咲かせるので、必然的に花の重さで花は下に向けられることになる。花は枝からぶら下がっているわけだから、下から見たときにきれいに見えるようになっているのだ。

木の下で宴会を開くタイミングとしてもサクラが咲く季節は、暖かくなり始めた最高に気持ちよい季節だということもあるだろう。

出典:なぜ花見は桜と決まっているの? p.74-75 

 
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出典:なぜ花見は桜と決まっているの? p.75 ウメ&サクラ 

サクラは本当に綺麗ですよね。

春先に咲き乱れると言えばサクラ。

奈良時代はウメが席巻していたそうですが、日本人の心を鷲掴みに出来たのはサクラのようです。 

早咲きの河津桜が今年はもう咲いたそうです。

 

専門書読むのに抵抗ある人でも本当にオススメです!!

はつみみ植物園

はつみみ植物園

 

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